(画像はイメージです。本文とは無関係です)
毎年受けている市の健診(国民健康保険、後期高齢者医療保険の加入者向け)の案内を見ていて、人間ドックの助成が15,0000円出ることに気付きました。
(各市町村によって内容が異なりますので、一例としてご覧ください)
50代に突入したことを機に、昨年までの簡単な検診ではなく、人間ドックで気になっている項目を検査することにしました。
基本的な検査以外に選んだのが下記の検査項目。
- 血管年齢
- ピロリ菌
- マンモグラフィ
- 胃カメラ(上部消化管内視鏡検査)
その中で、今回は血管年齢について書きます。
(胃カメラについてはコチラをご覧ください)
以前、簡易的な血管年齢測定で実年齢より若い数値が出て浮かれながらも「これって信じて良いものか?」と疑う気持ちもあったので、医療機関でも受けてみようと考えていました。
(簡易的な血管年齢検査の記事についての記事はコチラ)
「動脈の硬さ(動脈硬化)」を知るバロメータが
血管年齢
そもそも血管年齢とはどういうものなのでしょうか?
人間ドックの問診時に医師に伺ったところ、
「動脈の状態を知るためのものです。動脈硬化が進んでいないかを調べるものですね」とのお話しでした。
血管は年齢とともに伸縮性を失って硬くなるため、年齢別の「血管の硬さ」の平均値と比べることで血管年齢を算出するそう。
以前、簡易的な血管年齢(指先を機械に差し込んで末梢の血管年齢を計る方法)で20代という結果が出て浮かれていましたが、今回、医療機関での測定はCAVI(キャビィ)検査という方法。
ベッドに横たわり、両腕と両足首の脈を同時に測定します。
時間は5分程度で終了。
これで何を見ているかというと、
- 動脈の硬さ
- 動脈の詰まり
- 血管年齢
の3つです。
今回の検査では動脈の詰まりは正常範囲であるものの、動脈の硬さは右が50代前半、左が40代後半で、年相応程度の血管年齢でした。
血管年齢が高い場合の改善方法は?
今回は年齢相応に40代後半から50代前半の数値が出たということで、簡便なものとは随分違う結果です。
動脈硬化の原因は加齢といわれますが、同じ年齢でも食生活、運動習慣の有無、アルコール摂取量の多さや喫煙の習慣があるかどうかでも変わってくるといいます。
また、閉経期の女性は体調が急に変わる場合があります。
医師によると、
「まあ、目安なんでね、そんなに深刻になる必要は無いですが、コレステロール値などと合わせて見て、食生活や運動量の見直しなどをする必要が、少しあるかもしれません。
血圧も少し高めですね…女性の場合は閉経の時期に血圧も高くなるしコレステロール値も上昇しがちです。今まで以上に生活習慣に気をつけたほうが良いでしょう」
とのアドバイスを頂きました。
閉経となると女性ホルモンがほとんど分泌されなくなり、
女性ホルモンによって守られていた身体の機能に、さまざまなトラブルが生じやすくなり、体調変化が起きやすいことはよく耳にすると思います。
女性ホルモンの中でもエストロゲンは血管の柔軟性を保ち、血流を促す働きをしているそうで、そのエストロゲンが減ることで、血管は大きな環境変化に見舞われます。
血管が硬く脆くなるため、更年期以後、血圧や、LDL(悪玉)コレステロールの数値も上がり始めるという現象が、今の私には当てはまりすぎるほど当てはまっている状況なのです。
最近安定していた血圧も急に上がりはじめ、循環器内科のかかりつけ医には「現在高めの血圧が本当の高血圧にならないよう、食事や運動でフォローするように」、とアドバイスを頂いています。
外見から分かりにくい血管の変化、オトミラ世代の大人の女性には是非、チェックしていただきたい項目です。
女性の身体が大きく変化する時期。今後もしっかり現状把握をしていこうと思います。