高齢女性の体力、過去最高 健康意識を反映
文部科学省は12日、体育の日を前に2013年度体力・運動能力調査の結果を公表した。調査項目を点数化した合計点は、1998年度から調査対象に含まれた65~74歳の女性が最高。高齢者は男女とも週1回以上運動する割合が約7割で、文科省は「健康への意識が高く、運動習慣が好成績につながっている」としている。子どもの体力も引き続き向上傾向がみられた。
65歳以上は握力、上体起こし、長座体前屈のほか、6分間で歩いた距離を測る「6分間歩行」など6項目の合計点(60点満点)を算出した。
女性は65~69歳が41・8点、70~74歳が38・6点といずれも過去最高。
体力・運動能力調査の結果、65〜74歳女性(1998年度から調査対象に含まれた)が最高の合計点だったとのこと。
調査対象になった人たちの中では、高齢者は男女とも週に1回以上運動する割合が7割ですか、素晴らしいですね。
ただ、これって「体力」と言うより、「運動能力」に重きが置かれているのかな?
どんな対象を調査しているのか、文科省のサイトを見たところ、
65歳~79歳の男女(5歳ずつの年齢区分で対象とする。)特定地域、年齢、性別、職業に偏らないようにという記述があるのみでした。
(小学生などは【テストを実施することが困難と認められる者は除く】という一文があるのですが、高齢者にはありません。)
基本的に毎年調査をして、その時々の傾向を計るモノなのでしょうね。
具体的には何をするのでしょう。
総務省統計局のサイトから調べた結果、以下の記述がありました。
文部科学省が毎年実施している体力・運動能力調査により、テスト項目別の男女別及び年齢階級(65から79歳まで)別の平均的な体力及び運動能力について調べることができます。
テスト項目 : 握力(Kg、キログラム)、上体起こし(回)、開眼片足立ち(秒)、10m(メートル)障害物歩行(秒)等
開眼片足断ち、40〜50歳代でも2分間って出来ない人も結構いるのでは?
ちなみに、私(47歳)が試したところ…出来ませんでした(涙)途中でぐらっとしちゃいました。今日から毎日やろう…。
体力のつく言葉には色々あるようですが、
高齢者の生活体力
生活体力とは高齢者が自立して生活するための身体的活動能力のことです
生活体力は従来の体力測定とは異なり、「日常生活でよく行われる基本的な動作がどのくらい余裕をもってできるか」を客観的に知ることができます。測定方法は、高齢者の健康づくりの現場で利用しやすいように、(1)簡単な器具で測定できる、(2)どこでも、誰でも測定できる、(3)その場で結果がわかることを条件に、当研究所で開発
されました。
生活体力の測定は、日常生活の主要な動作を4つに分類して、それぞれの動作能力を測定します。※「生活体力」は公益財団法人 明治安田厚生事業団で商標登録しています。
生活体力という考え方もあるのですね。
「起居能力」起きたり立ち上がったりする能力を所要時間で判断
「歩行能力」一定のコースと距離を歩く能力を所要時間で判断
「手腕作業能力」細かい家事作業をスムーズにできるか所要時間で判断
するそうです。その結果…
生活体力が衰えている人は、介護や死亡のリスクが高くなります
当研究所の研究結果から、60歳以上の男性148名を6年間追跡したところ、同年代より生活体力が最も衰えていたグループは、同年代より生活体力が最も優れていたグループと比較して、介護と死亡のリスクが約5倍高くなることがわかりました。
5倍ですか。
こういった定期的なチェックを自分でもやってみようかな? 誕生日とかに。
と思わされました。
詳しい測定方法などを知りたい方は
http://www.my-zaidan.or.jp/tai-ken/information/seikatsu/index.html
でご確認下さい。