(画像はイメージです。本文とは無関係です)
はじめての胃カメラの感想
50歳になったのを機に、人間ドックを受けました。
色々な体調変化を感じているため、現状把握をどこかのタイミングでしておこうと思ってのことです。
毎年受けている市の健診(国民健康保険、後期高齢者医療保険の加入者向け)の案内を見ていて人間ドックの助成が15,0000円あることに気付き、基本的な検査の他にオプションでチョイスしたのが以下の項目。
- 血管年齢
- ピロリ菌
- マンモグラフィ
- 胃カメラ(上部消化管内視鏡検査)
血管年齢は以前、簡易的なものを受け、実年齢より若い数値が出て浮かれながらも「これって信じて良いものか?」と疑う気持ちもあったので、医療機関でも受けてみようと考えていたためです。
ピロリ菌は血液検査で行います。
乳がんの検査はここ数年触診のみで行っていたため、この機会にマンモグラフィ2方向からの検査を受けておくことにしました。
なお、これ以外に人間ドックの基本検診を受け、市の助成15,000円を引き、支払った金額は40,000円弱。
お住まいの自治体によって内容や金額が変わるかと思いますので、参考までに。
胃カメラをはじめて飲みました
今回は胃カメラの体験記です。
最初に検査室前室のベッドに横たわるよう指示を受け、胃カメラを鼻から入れるか、口から入れるかを選択します。
鼻からの方が楽だという情報を得ていましたので、問題がなければ鼻からでとお願いしました。
胃カメラと同じくらいの太さの検査器具で鼻をチェックすると「あら、鼻の中が狭いですね。もしかしたら左右両方試さないとダメかもしれません」
内心おびえつつ、「そうですか、覚悟しておきます」と答えました。
結果的には片側で済みましたが…。
次に胃の泡を消す薬を飲みます。水に溶かしたもので、辛くはないけれど苦みがあります。
次に鼻から麻酔薬を入れ、10分ほどそのまま休みます。
検査室のベッドに移動後、左を下にして横たわり、胃カメラを入れていきます。
なんとか鼻から入れることができましたが、かなりの違和感があります。麻酔は効いているのですが。
それでも、スタッフも医師も女性ばかりで優しいムードでしたし、「あまりにも辛かったら中断するので言ってくださいね」という声に少し肩の力が抜けました。
「ツバは呑み込まずに出してください」とティッシュペーパーを渡されます。
喉を通過するときに「はい、ゴクンと呑み込んでください」と言われましたが、2回目でやっと胃カメラが喉を通過。
この時が1番嫌な感じでした。
私の鼻が狭いせいか、かなり緊張気味に見えたせいか、看護師さんが私の腕をそっと叩き続けてくれます。
どのタイミングだったかは不確かですが、胃を膨らませるガスが注入されます。
「食道に入りますよ」
「大丈夫だったら目を開けてモニターを見てくださいね」と言われ、目を開けます。モニターを見ている方が気が紛れて良い気がしました。
胃、十二指腸と見ていくと、そんなに問題はないように見えますが、赤い小さな点がいくつかあって気に掛かります。
胃を膨らませるために入れたガスでお腹が張っていますが、ゲップをしないよう指示され、我慢我慢。
「はい、それでは抜きますよ」の声が掛かるまで、10分くらいでした。
検査直後に医師からの説明を受けます
検査が終わってすぐに、先生からの説明を聞きました。
「特に大きな問題はありませんが、赤い点があったのは分かりましたか? たぶん、出血跡でしょう。急性胃炎の跡じゃないかな? 逆流性食道炎もないし、大丈夫でしょう」
とのこと。
父が胃がんで亡くなっているので胃カメラの検査はどのくらいの頻度で受けた方がよいか訊ねると、「そうですね、一年に一回…少なくとも二年に一回は受けた方がいいでしょうね」ということでした。
(若い女性の医師は、一年に一回と聞いたときにビクッとした私の表情を見逃さなかったようです)
検査が終わってから気になったのは、胃を膨らますために入れたガス。検査中はゲップをしないように指示を受けましたが、終わったら解禁。
でも、上からゲップというより、下からガスとして出そうだったのが困ったことでした。
(一緒に受けた夫はゲップとしてスッキリ出たそうです)
麻酔が切れるまで1時間くらい食事をしないよう指示を受け、胃カメラ終了。
ホッとしましたが、「次回、気軽に胃カメラ飲めますか?」と聞かれたら…正直少し気が重いかなという感想を持ちました。
年齢と共に
「なんとなく消化に時間がかかっている?」
「胃腸にちょっとした違和感がある?」
という程度とはいえ、父親が胃がんで亡くっていることもあり、胃については今後、定期的にしっかりした検査を受けようと思います。
大きな変調を早めに見つけられること、胃の中の状況を自分の目でも確認出来ることで、日頃の食生活にも意識を向けられるメリットがあるのではないかと思います。
過剰な検査は受けたくない派ではありますが、発病リスクの高い部位は定期的に調べようと思っています。