(画像はイメージです。本文とは無関係です)

毎年受けている市の健診(国民健康保険、後期高齢者医療保険の加入者向け)の案内を見ていて、人間ドックの助成が15,0000円出ることに気付きました。
(各市町村によって内容が異なりますので、一例としてご覧ください)
50代に突入したことを機に、昨年までの簡単な検診ではなく、人間ドックで気になっている項目を検査することにしたわけです。

基本的な検査以外に選んだのが下記の検査項目。

 血管年齢
 ピロリ菌
 マンモグラフィ
 胃カメラ(上部消化管内視鏡検査)
その中で、今回はマンモグラフィ検査について書きます。
(胃カメラについてはコチラをご覧ください)
(血管年齢についてはコチラをご覧ください)

 

マンモグラフィ検査の痛さは個人差がある?
検査をする人によっても違う?

これまでに三度のマンモグラフィ検査を受けましたので痛みの違いについて振り返ってみたいと思います。

最初は市の集団検診で、検診車の中で受けた記憶があり(現在は集団検診のメニューには無い)、その時は相当な痛みを感じました。

その後、クリニックでの検診を二度受けましたが、いずれも非常に丁寧な対応で安心感もあり、痛みも強く感じることはありませんでした。

 

受ける側の胸の形状などによっても痛さは違うと聞いたことがありますし、以前の職場で女性たちの雑談も、痛かった人とさほど痛くなかった人が半々くらい居たイメージがあります。

さらに、「検査する人や場所でも痛みは違うのかな?」と自分の経験上感じています。

 

私はここ3年ほどマンモグラフィ検査は受けておらず、毎年触診を選択していましたが、「50歳という区切りで人間ドックを受けるからには、今回はマンモグラフィ検査だろう」と考え、これまでに受けたことのない2方向からの検査を、そんなに警戒することなく受けることにしたのです。

 

今回の痛みは…

さて、肝心の今回の痛みです。
正直に言って…痛かったです。
乳房を薄くして圧迫板で挟む…この潰される痛み、これが辛いのですが、圧迫することでX線の被爆を低減させることにもなるということを思い出し、耐えました。

圧迫による痛みを軽減するには、体を緊張させずリラックスすると良いと聞きましたので、ゆっくり息を吐き、肩の力を抜くよう努力しました。

でも、やっぱり痛かった…。

集団検診の時に比べると痛みは強くありませんでしたが、痛くないとは言い難く…。
特に2方向からですから、痛みが二回来るわけです。
立て続けの痛みは辛い…。

(あまりにも痛い場合は我慢しすぎずに検査技師さんに伝えたほうが良いようですよ、念のため)

 

今回2方向からの撮影を選ぶ前に調べれば良かったのですが、「40歳代は乳腺密度が高い人が多いため2方向、50歳以上は1方向からの撮影」ろ推奨しているところもあるそうです。

50歳の私は…どうなんだろう…。
次回からは1方向にしようか、とも考えたりしますが…。

 

マンモグラフィ検査の有効性については

今年に入って読んだ記事で軽い衝撃を受けたのが、【日本人に多い「高濃度乳房」 がん検診、マンモに限界】というもの。

http://www.asahi.com/articles/ASK3335KYK33ULBJ004.html

 

自分が「高濃度乳房(デンスブレストとも言われるようです)」なのかどうか、今現在、私は知りません。
人間ドックの結果表を取りだして確認しましたが、そういった記載項目は見当たりませんでした。

 

「40歳以下の人は乳腺が発達している傾向が強いため、マンモグラフィ検査では腫瘍などが見つけにくいため、40歳以下の人にはマンモグラフィ検査を推奨していない」という記事も読んだことがあります。

年代だけでなく、個人差もあるでしょうが。

 

「乳がん」についての情報を掲載しているサイトで、
「視触診による検診では死亡率を下げる効果がないとする相応の根拠があるとされています」
という記載も読みました。

40歳以下の方にはエコー検査を薦めているということも聞きます(マンモグラフィとエコーでは見つけやすい病変が違うようです)

難しいです。判断がとても難しい。

 

小林麻央さんが亡くなられたというニュースにショックを受けられている方も多いと思います。
彼女の存在を教訓とし、「定期的な検査を受け、乳がんを早期発見し、適した治療を受けよう」と決意を新たにした女性も多いでしょう。

私もできるだけ自分に合った検査を選択していこうと、難しい選択ながらも考えています。

まずは、次回の検診時に「高濃度乳房」かどうか、そして、どんな検査が適切なのか、医師に相談をしようと思っています。
日々多忙を極める医療従事者に対しては、つい遠慮がちになってしまいますが、自分のカラダのことをおざなりにはできません。

新しい論文が発表されるなどして、医療の常識も変化していくものなのでしょう。

これが完全だという検査方法が確立されていないからこそ、定期的なセルフチェックを行いつつ、検査の有効性やリスクなどの最新情報を収集し、医師に相談したうえでベターな選択をしていきたいとあらためて思いました。

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