(画像はイメージです。本文とは無関係です)

Japanese, Food

 

認知症リスクには食事構成が関係

 

日本の九州大学の研究チームが、福岡県の久山町の住民を対象に、食事構成と認知症リスクとの関連を調査しました。大豆および大豆製品・野菜・藻類・牛乳および乳製品の高摂取と米の低摂取が組み合わさると、認知症発症リスクが低下するとの結果が出ました。

Dietary patterns and risk of dementia in an elderly Japanese population: the Hisayama Study

Mio Ozawa, Toshiharu Ninomiya, Tomoyuki Ohara, Yasufumi Doi, Kazuhiro Uchida, Tomoko Shirota, Koji Yonemoto, Takanari Kitazono, and Yutaka Kiyohara

First published April 3, 2013, doi: 10.3945/ajcn.112.045575 Am J Clin Nutr May 2013 vol. 97 no. 5 1076-1082

(以下略)

 

引用元: 認知症リスクには食事構成が関係|ロバスト・ヘルス.

 

認知症予防に効果のある食事とは? 貴重な研究結果が発表されています

老化や認知症を防ぐには、適度な運動と頭を使うこと、バランスの取れた食生活などが上げられますが、
中でも日々の食生活は大きな割合を占めているように思います。
なんせ、食べることをしない日は無いのですから…。

 

食事と認知症予防の関係については、

「昔ながらの和食が良いのだ」

という意見をよく耳にします。

 

ただ、それってどういう根拠があるの?
と思っていましたが、上記の引用にあるように、

九州大学の研究チームが、福岡県の久山町の住民を対象に、食事構成と認知症リスクとの関連を調査したそうです。

 

結論からご紹介しますと、

認知症発症リスクが低下するのは以下の組み合わせ。
大豆および大豆製品・野菜・藻類・牛乳および乳製品の高摂取
   +
米の低摂取

ほほー。

どんな調査だったのか、気になる方は引用元を読んでください。
調査方法が詳しく書かれています。

 

上の定義では「伝統的な和食」をイメージして結論が述べられていますが、
若い層だと和食自体、食べる回数が減っているのではないでしょうか?
皆さんはしっかり和食メニューを食べてますか?

 

我が家も気をつけないと洋風メニュー、脂肪過多な総菜、パンやピザ、麺類が多くなっていました。
脂肪はもちろんのこと、最近、糖質は悪者的扱いを受けてますね。
45歳を超えたころから、「このままではまずいのではないか?」と奮起し、食事の見直しをしました。
お米を含む糖質を減らしてダイエット。
パンやパスタを食べる回数、一度に食べる量も減らしました。
それまで避けていた肉(脂肪が少ない赤身や鶏肉)は少し増やしました。
野菜はもともとしっかり採るようにしていましたので、そのままで。

(お酒大好き夫婦でもあるので、そっちも見直すようにしましたが…時々やっちゃいます)

認知症予防と慢性炎症の関係は?

私が食習慣を見直そうと思ったのはいくつかの切っ掛けが重なったからです。

単純に見た目の問題だけではなく、更年期障害や高血圧症の予備軍、その他不定愁訴が気になり出したのです。

そこで、読んだのがこの本。

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「原始人食」が病気を治す (ヒトの遺伝子に適合した物だけ食べよう)
著者:医学博士、総合医、脳神経外科専門医の崎谷博征医師である 崎谷博征 氏
価格:¥ 1,440

 

この本を読んで個人的にドキッとしたのが

「慢性炎症」「リーキーガット」の2つのワード。
私自身、慢性上咽頭炎という持病があり、悪化した時の症状にはとても悩まされていたのです。
腸の調子もイマイチでした。

認知症も脳内の炎症がかかわっているのでは? という説もあります。
慢性炎症が原因の病としては、

ぜんそくやアトピー性皮膚炎などのアレルギー性疾患、関節リウマチなどの自己免疫性疾患がよく知られています。
最近の研究によって、これまで慢性炎症との関連が取りざたれていなかった病気でも、実は慢性炎症が関わっていることがわかってきているとのこと。

怖いです、慢性炎症(実感)。

慢性炎症の原因、リーキーガットって何だろう? どんな食事をしたらいいの?

リーキーガットって聞いたことがありますか?
私はこの本を読んで初めて知ったのですが、

リーク=漏れる
ガット=腸

腸の粘膜が薄くなる、あるいは穴が開くことで、細菌やウィルスなどの異物が体内に入りやすくなることを指します。
このリーキーガットが慢性炎症の原因ではないか、ということです。

そこで、医師であるこの著者がどんな食事を奨めているかというと、

【遺伝子に適合した食事】

です。

 

具体的にどんな食事法なのかというと、

【8割くらい、赤肉、鶏肉、魚介類、野菜、果物、日本の発酵食品を中心とした食事で構成する】

糖質は減らし、その分他の物を採りましょう。
お腹が満たされるまで食べてイイよという感じです。
空腹感がつらいダイエット。
その点ではとても有難い。

一応デメリットも上げておきましょう。
【ある程度食費が上がるかも…】
まあ、外食や手軽な総菜類を買うことが減るので、副食費も含めると大きな変動はないのかもしれませんが。
そのあたりは家庭によるかもしれませんね。

私の場合、3カ月ほどこの本を参考とした食事法を試したところ、
慢性上咽頭炎の症状や更年期障害の症状も緩和され、血圧も正常値に。
体重も5kgくらい落として、頭も身体もすっきりしました♪
腸は酵素を含む物を多くしたことと、フェカリス菌を含むアプリメントの助けも借りて、イイ感じです。
糖化のせいか、たるみが気になっていた顔も少しだけしまったかな?

3カ月くらい真面目に取り組んで、その後は相当自己流になってしまいましたが、
この本を読んで、食生活を見直して良かったと思っています。

狩猟・採集民族は実は長生きだったという説も興味深いものでした。
他にも「へぇ〜そうだったんだ」という記述が沢山ありました。
詳しい内容は読んでみてくださいね。

 

世の中には様々な食事法があります。
何が正しいというのも時代によって変わっていきます。
合う合わないという、個人差もあるでしょう。
医学的なことも含めて新情報を収集しつつ、自分にあった食事法をこれからも探していきたいと思います。

 

美味しく楽しく食べて、アカルイミライにつなげたいものですStill Dreaming

 

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