(画像はイメージです。本文とは無関係です)
20年先の高齢者の生活を彼らにサポートしてほしい!
少子高齢化が進む日本の未来を想像してみます。
あぁ、何はともあれ働き手が少ないのだろうな…。
自分自身もあまり体力がある方では無いし、
高齢になっても社会に貢献できるような特別な能力もない…。
富裕層でもない。
年金? 介護保険? 当てに出来そうもないなぁ、今の感じでは。
高齢者のイメージを変えていかないと日本はもたないんだろうと思うので、
自分に出来る努力はしていきたいけど。
アカルイミライ、想像しにくいです…。
超少子高齢化の日本をどうにかするために、
労働力人口を補うため移民政策が議論されていますね。
そして、ロボットの活用も言われて久しいのですが、まだ余り製品化されていない気がします。
産業ロボットは活躍しているのでしょうが、パーソナルロボット的なものはまだまだですね。
とっても文系ナ私ですが、人型ロボット、昔から憧れを抱いているんです。
お掃除ロボの【ルンバ】さえ愛おしく感じております。
でも、もっとコミュニケーションを取りたいな。
犬型とか、猫型とかでもいいんですが…ロボットと友達になれる未来は実現するのでしょうか?
日本人に馴染みの深いロボットアニメ「鉄腕アトム」が連載を開始したのが1950年代。
テレビアニメとして放送されたのは1963年〜1966年。
アトムで描かれたのは21世紀の世界が到来しても、人型ロボットは家庭内には存在していないわけです。
その大きな理由は何だろうと調べてみました!
それは、「安全性」のようですね。
産業用ロボットは管理や使われ方が一定なのに対し、生活支援ロボットは生活も考え方も様々な一般人との接触が多くあり、ロボットが倒れた時にその場に居合わせた人に害が及ぶことが想定されます。
転倒事故が起き、そこに高齢者や幼児がいた場合、死亡事故につながる恐れもある。
企業としては二の足を踏むのも頷けます。
リスクマネージメントが難しいのですね。
「そうか…二足歩行型ロボットと友だちになる未来はやっぱり来ないのかな…」
と少し残念に思っていたのですが、調べてみると、あるプロジェクトを見つけました。
「生活支援ロボット実用化プロジェクト」
この分野ではアメリカはベンチャー企業が多く参入し、日本は大企業が中心。
大企業ほど、既に確立したブランド力を損なうリスクを回避したがるのは想像に難くない。
というわけで、諸外国との競争力アップを狙って立ち上げたプロジェクトが
「生活支援ロボット実用化プロジェクト」。
どんな内容かといいますと
- 生活支援ロボットの安全性基準、試験方法、認証手法の確立
- それに適応した生活支援ロボットの開発
- 安全性基準の国際標準化提案、試験機関・認証機関の整備
引用:http://monoist.atmarkit.co.jp/mn/articles/1402/26/news011.html
このプロジェクトのターゲットとしては、
「移動作業型」「装着型」「搭乗型」の生活支援ロボットだそうです。
小型ロボットは含まれず、大き目なロボットを対象としているようです。
安全性に関する国際標準ができたことで、安全対策が適切であることの「証明」が可能になる。これにより、大企業の製品投入を後押しするのがプロジェクトの狙いであったわけだが、「そもそもどうやって安全設計をやればいいのか、分かっていない中小企業も多かった。安全規格ができたことで、開発しやすくなり、参入が容易になったと肌で感じている」(比留川氏)と、中小やベンチャーにとってのメリットも大きいようだ。
引用:http://monoist.atmarkit.co.jp/mn/articles/1402/26/news011.html
ほほー。
で、今開発中なのはどんなロボットなのかな?
今、実用化を目指して
どんなロボットが開発されているの?
今回のプロジェクトに参画したのメーカーとその製品を簡単に紹介します。
パナソニック:「リショーネ」「ロボティックベッド」
リショーネは、電動ケアベッドと電動リクライニング車いすが融合したロボット介護機器。
ベッドの半分が分離して車いすになる為、介助者が1人で車いすへ移乗されることができるというもの。
(価格は100万円くらいを想定。2014年度早期に販売を開始したい意向)
「ロボティックベッド」は自立支援用で、車いすが電動になっている。(発売・価格は未定)
CYBERDYNE:「ロボットスーツHAL」
歩行アシストロボット。装着型。
すでに国内販売されている福祉用HALは、160施設で400台以上が稼働しているとのこと。
本田技術研究所:「歩行アシスト」
リハビリ向け装着型ロボット。
(発売・価格とも未定)
IDEC/大阪大学:「段差検出センサー搭載セニアカー」
レーザーレンジファインダを使った段差検出センサーを開発。
セニアカー自体の販売ではなく、開発した安全機能をメーカーの製品に搭載する計画とのこと。
「セニアカー」とはシート下にモーターとバッテリーを内蔵した、「ハンドル型電動くるまいす」のことで、重大事故の70%は側溝などへの転落とのこと。これを防止する目的。
アイシン精機:「安全判定システム搭載電動車いす」
時速10kmでの高速走行を想定した電動車いすを開発。
現在、電動車いすは法律で時速6kmまでと決められている。
より行動範囲を広げるために、高速での安全性を確できるように、3Dレーザーセンサーやリスク計算ユニットを搭載。
危険を感知したときは自動で減速。
ただし、実際に時速10kmで走るためには法改正が必要となる。
(2018年ころに電動車いす、および安全機能単体での販売開始予定)
トヨタ自動車:「Winglet」
「Winglet」は、いわゆる“セグウェイ型”の搭乗型ロボット。
道路交通法が改正され、公道での走行が可能になれば、個人用途も視野に?
当初はショッピングセンターや空港など業務用途が中心となる見込み。
まずは生活支援型のロボットが実用化されると、その先にお友達型ロボットも見えてくるのかな?
ソフトバンクのペッパー君みたいなロボットと、こうした生活支援型ロボットの融合とか…。
アカルイミライ…もっと見たい