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運動器症候群:あなたの「ロコモ度」は?
加齢などで立ったり歩いたりする機能が低下する「ロコモティブシンドローム」(運動器症候群)の判定基準を日本整形外科学会が初めて定め、15日公表した。2種類の運動テストと質問票から「ロコモ度」を2段階で判定する。運動器の障害は要介護になる最大の要因とされ、学会は「生活習慣の見直しなど予防のきっかけにしてほしい」と呼び掛けている。(後略)
「ロコモは」、「メタボ」に続く新しい国民病として注目されているそうです。
日本整形外科学会によれば、「7つのロコモチェック」に該当する項目が一つでもあれば注意が必要だとのこと。
- 片脚立ちで靴下がはけない
- 家の中でつまずいたり滑ったりする
- 階段を上るのに手すりが必要である
- 家のやや重い仕事が困難である(掃除機の使用、布団の上げ下ろしなど)
- 2kg程度の買い物をしてを持ち帰るのが困難である(1リットルの牛乳パック2個程度)
- 15分くらい続けて歩くことができない
- 横断歩道を青信号で渡りきれない
私は昨年、「あれ、片脚立ちで靴下をはく時、何だかフラフラするなぁ」ということに気づき、それから一年も経たないうちに強い膝の痛みを覚え、専門医に「変形性膝関節症」と診断されてしまいました。
改めて、「7つのロコモチェック」を見ると、【片脚立ちで靴下がはけない】という項目にチェックが入っていたし、膝の痛みが酷い時期には【15分くらい続けて歩くことができない】状態にも陥っていました。
放っておいたらどんどん運動機能が落ちていったのではないかと恐ろしくなります。
現在はリハビリ通院は終了し、自宅での筋トレを継続しています。
痛みは感じなくなり、通常の生活が出来るようになったのですが、全身の筋肉がいかに衰えていたかを実感する出来事でした。
「私はまだそんな年齢じゃない」と思われる方も多いかも知れませんが、更年期の過ごし方は「ロコモ」になるかならないかの分かれ道とも言えると聞きます。
女性ホルモンの一種である「エストロゲン」が減ることで、骨密度も減り、転倒や骨折しやすくなるため要注意だそうです。
私の膝を診て下さった医師も、「骨が弱くなっていくのは仕方のないことで、食事や生活習慣を気をつけるしかないんですよ。あとは骨や関節を守る筋肉をしっかり付けることが大切なので、リハビリは一生続ける気持ちでいてください」と話されていました。
また、50代以上で腰痛、ひざ痛などがある方は、将来、要介護となるリスクが高いそうです。
「ロコモ」予備軍にならないために、早目のチェックと継続した観察も大切ですね。
日々、バランスの取れた食生活と、加齢によって足りなくなっていく栄養素の補充、通勤や家事でどんな動きが出来ていて、どんな動きが足りないかを定期的にチェックする習慣をつけ、日常生活の中に適度な運動を取り入れていこうと改めて思いました。
※「ロコチェック」や「ロコトレ」については以下サイトをご覧ください↓
日本整形外科学会公認 ロコモティブシンドローム予防啓発公式サイト
「ロコモチャレンジ」