(画像はイメージです。本文とは無関係です)

「車椅子利用者の目線」から教えて貰うこと

「車椅子ウォーカー」というサイトを知ってますか?
私は昨晩、日本テレビ「news every.」の放送を見て知りました。

【障害当事者とTV番組ディレクターによる日本初!バリアフリー情報専用の動画サイト】↓ だそうです。

織田さんご自身が出演しているYouTube動画をいくつか見て、浅草寺の本堂に入るためのエレベータがあるとか、飛行機の機内に入るための特殊な車椅子の存在とか、お台場パレットタウンの大観覧車にも車椅子を利用して乗れるゴンドラがあるんだとか…。
知らないことをいくつも知ることが出来ました。

 

私が見る景色が変わった小さな体験

私の体験ですが、変形性膝関節症の痛みで階段が恐怖以外の何物でもなかった時期があり、「電車に乗るにはこの階段を上がるしかない…でも、すごく膝が痛いんだけど…」という状況に陥ったことがありました。

その時期には「階段」が別のものに感じられたものです。「壁」のように高く感じたというか。

バリアフリーを考えるときに、車椅子を使っている方は大変だろうと想像はしていましたが、自分の体験として感じることとは大きく違うのだと実感しました。(膝が痛いだけでこれですから…)

それ以降も外出時にエレベーターやエスカレーターがあるかどうか、事前に確認したいケースもありましたが、駅構内や乗換通路の詳細が分かりにくいと感じました。

 

情報の利用しやすさ

先月金沢に出かける前、「バリアフリーマップいしかわ」というサイトを利用し、自治体で作っているサイトの中では検索性が高いと感じ、参考にさせていただきました。

ネット上で調べてみると、バリアフリーマップを作成している自治体も多数あります。使い勝手は良いところ、悪いところがありますが、全体にどんどん改善されることを期待しています。

「車椅子ウォーカー」のように動画があるとさらに伝わりやすいのかなとも思います。

そうそう、東京の観光公式サイト「GO TOKYO」というサイトもいいですね。「車椅子ウォーカー」で東京観光財団さんの委託を受け、【お台場〜浅草】の取材を実施した内容が見られます。

ホームから「おすすめモデルコース」→「バリアフリー」、と進んでいくと、ユニバーサルデザインの街と東京のバリアフリーコース(東京駅→パレットタウン大観覧車→ダイバーシティ→水上バス→雷門・浅草寺→人力車→東京スカイツリー)が見られます。

 「段差等ありません」
 「車椅子乗降のお手伝いをして頂けます」
などの表記があり、車椅子で東京観光をする方の参考になりそうです。

「GO TOKYO」のサイト自体が10言語で表示できるのも便利ですし、ちょっと東京都内をぶらつこうかな? という時や、高齢の親をどこかに連れて行きたい場合も参考になりそうです。
(おすすめモデルコースが他にも沢山あります)

 

みんながイキイキ便利に暮らせる街作り

「車椅子ウォーカー」代表の 織田友理子さんが出演された番組で「車椅子の利用者に優しい社会はベビーカーを押す人や高齢者にも優しい社会になると思う」というような事を話されていました。
(正確な記憶でなくてスミマセン)
本当にそうですね。

そういったことが超高齢化社会の日本を活性化すると思いますし、心身ともに元気な高齢者を増やすことにもつながると思います。

(これから高齢者になっていく私たち自身が元気でいる努力ももちろん大切ですが、元気でいたいと思えるためのモチベーションも大切)

織田さんの活動を知って、明るい気持ちを忘れずに歳を重ねよう…そう思いました。

誰もが諦めず、行きたい所に行ける社会がどんどん広がっていくと良いですね。

 

Tweet about this on TwitterShare on FacebookShare on Google+Email this to someone