(画像はイメージです。本文とは無関係です)

PC

 

厚生労働省の2011年の発表によると、【認知症患者は2010年の段階で200万人程度、専門家の間では、すでに242万人くらい(65歳以上人口の10%)に達しているという意見もある】という記述があり、2020年には325万人まで増加するとの予想でした。

 

改めて、直近(2013年)の発表を見るとその数は462万人で、65歳以上の高齢者の15%にあたり、85歳以上となると40%以上が認知症と診断されているそうです。

随分、急激に増えていますね。2011年の時点における2020年の予想をはるかに上回っています。
(調査の仕方による精度の違いでしょうか)
これからの超少子高齢化の時代を考えると、「誰が自分の認知症に気付いてくれるのか?」という不安を持つ人もいると思います。私自身もそうです。
認知症の危険がないかどうか、50歳くらいから定期的に判断できるツールが欲しいと考えていました。

調べていて、こんな記事を見つけましたよ。

 

東京都国分寺市は、認知症の早期発見につなげようと、認知症の簡易検査ができるホームページ(HP)「認知症チェッカー」を作成した。HPはパソコンやスマートフォンなどから利用可能で、自分自身を検査するものと、家族や介護者が身近な人について検査するものの2種類が用意されている。

自分自身を検査するものでは、「同じ話を無意識のうちに繰り返す」「物のしまい場所を忘れる」といった10の項目について、当てはまるかどうかを回答すると、認知症に進む可能性が3段階で示される。危険性が高い場合は、相談にあたる市地域包括支援センターなどの連絡先が表示される仕組みだ。

検査項目は、公益社団法人「認知症の人と家族の会」の協力などで作成した。同市福祉保健部高齢者相談室では「認知症について考えるきっかけを作り、早期受診につなげたい」と話している。

問い合わせは同相談室(042・321・1301)。HPのアドレスはhttp://fishbowlindex.net/kokubunji/

(2014年6月2日 読売新聞)

引用元: 携帯・PCで「認知症チェッカー」 : シニアニュース : yomiDr./ヨミドクター(読売新聞).

 

設問内容ですが、

【知っている人の名前が思い出せない】という問いに

  • ほとんどない
  • 時々ある
  • 頻繁にある

 

という回答形式。
夫と一緒にトライしましたが、「オレ、元々記憶力とか悪いしなぁ…」ということで、今ひとつ判別しにくいようでした。

 

実際に試してみて、もう少し質問項目が多いといいな、と思いました。

ただ、取組みとしては素晴らしいですね、国分寺市。
もっと多くの自治体でこういったことをやってほしいです。

自分で気付くということを考えると、体験者の声というのは貴重です。

知症とは、単なるもの忘れとは異なる脳の疾患であり、近年、我が国の高齢化に伴って、患者数は増加を続けています。高齢者に多く見られますが、65歳未満 で罹患する若年性認知症もあります。 今回、認知症という病いの体験について、50代から60代の若年性認知症を体験した1名の女性と6名の男性にインタビューをしました。また、認知症の家族 介護者である30代から80代の25名の女性と10名の男性にもインタビューを行いました。 各トピックのページを開くと、そのトピックについて語っている体験者たちの 1-4分の短い「語り」の映像・音声・テキストを見ることができます。 また、年代別のページから、個々の体験者の語りを見ることもできます。 それぞれのページに入るには、下線の引いてある青い文字のところを クリックしてください。

引用:NPO 健康と病いの語り ディペックス・ジャパン http://www.dipex-j.org/

という「健康と病いの語り」データベースを提供しているサイトがあります。

こちらの認知症の項目も参考になるかと思います(家族が異変に気付く、本人が異変に気付く と別れている)ので、何かの機会にご覧ください。
(私個人には参考になりました)

 

ただただ不安になるよりも、ある程度の情報収集と準備をして、少しでもアカルイミライにしていきたい…そう願うばかりです。

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