ロボット開発において、国の戦略は大切ですよね。
「首相官邸」のサイトに掲載された、「ロボット活用現場の視察」に安倍総理の発言が掲載されました。

ロボットを活用する工場及び介護施設を視察されたそうです。

平成26年6月19日、安倍総理は、ロボットを活用する工場及び介護施設を視察しました。

(中略)

「今日は、最先端のロボットを使った生産現場と、大変ニーズの高い介護を補助する、現場のニーズから出たその質に対応したロボットが、今これから、まさに実現をしていくというところを視察をさせていただきました。

生産の現場や、あるいは介護、そして農業においても、これからロボットが活用されていくことによって、生活や産業が大きく変わっていく、その可能性を確信することができました。そしてまた、この介護の現場においては、大変な重労働から人が解放されると。7割の方が腰痛に苦しんでおられるわけでありますが、それをロボットを活用することによって半減していきたいと思っていますし、また、生産現場においては、単純作業から人が解放され、人しかできない管理の仕事とか、もっと能力を生かした仕事を可能にしていく。あるいは、安いコストと人手を求めて海外に生産現場を移した企業が、再びロボットを活用しようということで日本に戻ってきて、そして雇用の場が創出をされるという様々な可能性があると思います。ロボットを成長戦略の大きな柱にしていく考えであります。

そこで、ロボット革命実現会議を立ち上げまして、このロボットの可能性を引き出し、日本の成長に活かしていきたいと思います。また、2020年には世界中のロボットを集めた、ロボットの技能を競う、ロボットのオリンピックを目指していきたいと思います。そしてまた、2020年までに現在のロボットの市場を3倍の2.4兆円にしていきたいと思っています。」

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引用元: 平成26年6月19日 ロボット活用現場の視察 | 平成26年 | 総理の一日 | 総理大臣 | 首相官邸ホームページ.

 

【簡潔にまとめると…】

  • 以下の理由で、生産・介護・農業と色々な分野でロボットが活用されることにより、生活や産業が大きく変わっていく可能性を確信。ロボットを成長戦略の大きな柱にしていく考え。

  • 介護の現場は重労働から解放される。7割の従事者が腰痛に苦しんでいるが、ロボットによって半減させたい。
  • 生産現場においては、単純作業から解放され、人間にしかできない管理の仕事とか、能力をもっと活かした仕事を可能にしていく。
  • 安いコストと人手を求めて海外に流出していた企業が日本に戻ってロボットを活用し、雇用の場が創出される。

 

今後の戦略については

  • ロボット革命実現会議を立ち上げ、ロボットの可能性を引き出し、日本の成長に活かす。

  • 2020年には世界中のロボッ トを集め、ロボットの技能を競う、ロボットのオリンピック開催を目指したい。

  • 2020年までに現在のロボット市場を3倍の 2.4兆円にしていきたい。

ということです。
余談ですが、日頃ニュースなどを見ていて、小泉元総理とは真反対の、婉曲な言い回しが好きな感じを受けます、安倍総理って。(言い切り型が良いとは言いませんが)
話し言葉は書き言葉と違って、余計な言葉が入ってしまうのは仕方ないとは思いますが、国会答弁を聞いていても、質問者の問いに真っ向から答えない。
論点をすり替えられ、肩すかしを食らった気がしてしまうのは私だけ?
(それが政治家さんなのでしょうか…)

 

何はともあれ、超少子高齢化の日本にとって、ロボット開発は大きなツールになっていきますよね。
国には、是非力を入れていただきたいと思います。
(人間の労働力とのバランスをどう取るか、雇用の問題を考えることも重要ですが…)

 

アカルイミライ、もっと提示して欲しいCool

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